結論:フレールモアは速く走るほど作業面積は増えますが、刃が草へ当たる回数が足りず、長い茎、刈り残し、帯状の残渣が増えるなら『早く終わった』とは言えません。
粉砕品質を満たす最も速い走行条件を、試験区で決めます。
走行速度だけでなく、PTO回転、刃の状態、草丈、茎の硬さ、地表の凹凸、作業幅、重なり、トラクター負荷が同時に効きます。
メーカー指定と機械の安全範囲を優先し、記事だけで特定のギアや回転数を一律指定しません。
2026年、さつまいも畑でモアを使った一次記録
アリカが2026年に撮影した一次写真です。作業した事実は確認できますが、当時の走行速度、PTO回転、刃の摩耗は記録していません。
最初に、不足している記録を明記する
2026年のさつまいも畑では、広い場所をトラクター後部のモアで粉砕し、畝際など機械が入りにくい場所を草刈り機で仕上げました。
刈った草は持ち出さず、土の上へ残しました。
一方で、走行速度、エンジン回転、PTO回転、刈高、刃の使用時間、作業面積、所要時間は記事へ残っていません。
この不足を埋めずに『時速何kmが最適だった』とは書けません。
次回から記録して比較します。
速度を上げすぎた時に出るサイン
硬い茎が長いまま倒れ、切断点が少ない
走行方向に帯状の刈り残しが続く
一度通った場所へ再走行が必要になる
排出が偏り、厚い山と裸地が交互にできる
エンジン音や回転が落ち、機械が材料を処理し切れていない
畝や作物へ近づく際、進路修正の余裕がなくなる
遅ければ良いわけでもない
必要以上に遅く走れば、同じ場所へ刃が多く当たり、残渣は細かくなる可能性があります。
しかし燃料、時間、土の踏圧、作物近くでの滞在が増えます。
刈高が低すぎれば地表や石へ接触し、刃の損傷や土の露出も起こります。
目的が『草を粉にすること』ではなく、作物へ光を戻し、扱える長さの残渣を表面へ残すことなら、必要以上の微粉砕は品質向上とは限りません。
畑で決める三段階の試験
同じ草丈・同じ機械条件の場所へ、低・中・高の三つの走行条件を短い区画で設定する
各区画で刈り残し本数、残渣長の分布、再走行の有無、地表接触、所要時間を記録する
安全とメーカー指定を守り、再走行なしで目的品質を満たす最も速い条件を採用する
『中速』のような主観語だけで残さず、トラクターのギア、実測距離と時間から求めた走行速度、PTO設定、エンジン回転、作業幅を記録します。
速度計の値が取れない場合も、決まった距離を何秒で進んだかを残せます。
草丈は平均だけでなく、最大、茎の太さ、木質化したアカザの割合を写真と一緒に残します。
同じ速度でも材料が違えば仕上がりは変わるためです。
粉砕品質を数える
1m四方の刈り残し本数
残渣20本を無作為に選んだ長さの中央値と最大値
畝を覆う残渣の厚さとむら
土や石へ刃が触れた回数、裸地化した面積
作物損傷の有無
100mまたは1区画の所要時間と燃料の目安
同じ場所を二度通った割合
アカザのような硬い草は別条件で扱う
約1.5mまで伸び、茎が太くなったアカザは、柔らかい草と同じ速度で均一に細断できるとは限りません。
長い茎が残る場合、速度を落とす、作業方向を変える、刈高を段階化する、危険物を除いてから再処理するなどの選択があります。
ただし、すべてを細かくしきるまで繰り返す必要はありません。
次の播種や収穫を妨げない長さ、地表を覆う効果、機械安全のバランスで止めます。
速度の判断を、土と次作の因果へ戻す
アリカでは、草を刈っても根をできるだけ土へ残し、不耕起の期間を長くする方向です。
生きた根から根圏へ渡る液体炭素が微生物群集へ影響し、菌根菌との資源交換が起きる一般的仕組みは、土を必要以上に動かさない背景になります。
ただしモア速度の違いでアリカの微生物が増えたという測定はありません。
刈った草を表面へ残し、夏草から冬草など次のカバークロップへつなぐ時は、残渣長と播種の成立を一緒に見ます。
花や草丈の違いが生物多様性や天敵の居場所へつながる可能性もありますが、速度比較だけで害虫抑制を断定しません。
2026年の現在は、走行速度とPTO回転の記録が不足しています。
これから短区画比較を行い、同じ畑での連作、自家採種の将来計画、次作の発芽・食害・収量まで追います。
機械設定、根、草、微生物、虫、人の作業が積み重なった結果を、アリカのテロワールとして記録します。
安全は品質より先
作業前に石、金属、ひも、支柱などの飛散物を除き、周囲に人や動物がいないことを確認します。
ガードを外さず、回転部が完全停止する前に詰まりへ近づきません。
傾斜、ぬかるみ、見えない畝、作物列では速度を落とし、旋回余地を取ります。
固定の速度表より、機械の取扱説明書、トラクターと作業機の適合、安全なPTO条件が優先です。
確認できた事実と、次回の検証
確認できたのは、アリカが2026年にさつまいも畑の広い場所をモアで粉砕し、細かな場所を草刈り機で仕上げ、残渣を畑へ残したことです。
写真には作業前、作業中、作業後が残っています。
未確認なのは、当時の速度と回転数、粉砕長、燃料、再走行率、土への接触です。
次回は三条件の短区画比較を行い、最速ではなく『再走行なしで目的品質を満たした条件』として公開します。
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モアで草を粉砕したさつまいも畑:作業前・作業中・作業後の一次写真を見る
観察と圃場管理ガイド:作業の良し悪しを数値へ変える





