今日も、ゴボウ畑の草刈りでした。
ここしばらく、ずっとゴボウ畑の草刈りをしています。
なぜ、こんなに時間がかかっているのか。
草丈が、余裕で膝上をブチ超えているからです。
ごぼう畑と草刈り作業
対応する圃場・作業の外観を補足する登録画像。収量・品質・安全性や因果関係の証明ではありません。
膝上をブチ超えた、アカザという草
この、めちゃくちゃ伸びている草は「アカザ」といいます。
こいつは最強レベルに生命力が高く、刈ってもすぐに伸びてきます。
そして、放っておくと茎が太く硬くなり、見た目はほとんど木になります。。。
まじでバケモンです。
3年放置しても、耕したら一気に出てきた
このゴボウ畑は、3年ほど完全に放置されていた畑です。
そこを3年ぶりに耕し、トレンチャーという土を深く掘る機械をかけ、畝を立ててゴボウを植えました。
すると、3年間放置されていたとは思えないほど、アカザがエグい勢いで出てきました。
アカザは、窒素分の多い肥沃な土や、耕して土が動いた場所で出やすい草といわれています。
慣行農法の畑でも、よく見かける草です。
今回の発生には以前の肥料分が影響している可能性もありますが、アカザが多いというだけで、「化学肥料が大量に残っている」とまでは断定できません。
耕したことで、土の中で眠っていた種が一気に発芽した可能性もあります。
それにしても、この量。
やっぱり、まじでバケモンですね。。。
普通なら、こんなになる前に除草します
一般的なやり方では、草がまだ小さいうちに「カルチ」という畝間を耕す機械を使って除草します。
普通は、ここまで大きくなるまで放置しません。
どこの農家も。。。
草。
アリカは、草を全部なくしません
ですが、Arika Terroirでは可能な限り「不耕起」、つまり土を耕さない栽培を目指しています。
そして、草を敵として全部なくすのではなく、できるだけ畑の中で活かす方針です。
基本的には草を抜かず、そのまま生やします。
ただし、草丈が作物よりも高くなり、作物に必要な光を遮るようになった場合は、一度刈ります。
アリカの草刈りルールは、超シンプルです。
草が作物より低いうちは、そのまま。
作物より高くなり、光を遮るようになったら刈る。
刈った草は畑の外へ持ち出さず、その場に敷く。
刈った草を、そのまま畑に敷く理由
刈った草は、回収せずにそのまま畑へ敷いておきます。
こうすることで土をむき出しにせず、刈った草を虫や微生物などのすみかとして活かせます。
草が分解されれば、やがて土へ戻っていきます。
土を何度も耕さずにいると、植物の根や微生物、土壌生物などの働きによって、土の粒がまとまった「団粒構造」が育ちやすくなります。
団粒構造が育った土は、空気や水が通りやすく、植物の根も伸びやすい、ふかふかとした状態になります。
超簡単にいうと、土を何度もひっくり返さず、根や生きものの仕事を残すことで、時間をかけて地力を育てていくという考え方です。
反対に、何度も強く耕すと、せっかくでき始めた土の構造を崩してしまうことがあります。
この辺りは、別の記事で詳しく解説したいと思います。
ちょっと遅かったけど、今回はこれで良し
今回は、ちょっと草刈りが遅くなりました。
それでも、ごぼうに光が届く状態にはできたので、ひとまず良しとしましょう。
ちなみに、1週間前に草を刈った場所では、もうすでに新しい草が伸び始めています。
それは、見なかったことにします。。。
草。
次は、他の畑の草刈りです
今日で、ゴボウ畑の草刈りはひとまず終了しました。
そして次は、他の畑の草刈りです。。。
夏の草との付き合いは、まだまだ続きます。
草刈りを、土の中の時間までつなげる
今回確認できたのは、膝上まで伸びたアカザを刈り、ごぼうへ光と作業空間を戻したことです。
草刈りだけで根の生育が良くなったとも、生物多様性が高まったとも断定しません。
刈る前後の葉、収穫時の根、土の状態をつなげて判断します。
アリカの畑が目指す不耕起には、長い根を掘るごぼうの収穫という例外があります。
植物が根から炭素を根圏へ渡し、微生物や菌根菌との関係をつくる一般的な仕組みを踏まえ、生育中の攪乱は小さくします。
一方で、掘り上げる時に動かした土は隠さず、次の生きた根をどう戻すかを記録します。
2026年の現在は自然栽培への移行1年目です。
夏草ミックスの表面散布は発芽せず、冬草を含むカバークロップは必要最小限の浅い耕起も使って定着させる計画です。
草、昆虫、天敵を含む生物多様性、自家採種、連作は、結果を先に決めず世代を追います。
刈った草と残った根を次へつなぐ判断も、ごぼう畑のテロワールの一部です。
