結論:自家採種は、自分の圃場で育った植物から次作の種や種苗を採り、保存し、再び育てることです。
アリカの2026年時点の自家採種実績は0回で、品種権と採種特性を確認してから始めます。
『この土地で種をつなぐ』という言葉には、何世代もの物語が宿ります。
だからこそ、まだ一粒も次作へつないでいない現在を飛び越えません。
最初のゼロを正直に置きます。
まず、答えを一つに絞ります
自家採種には、採種可能な品種か、交雑しやすいか、どの株を残すか、十分に成熟したか、乾燥・保存条件、発芽率などの管理が必要です。
食べ頃と種の採り頃が違う作物もあります。
自家採種を続ければ自動的に土地へ適応し、品質が上がるとは断定しません。
選抜、集団サイズ、交雑、遺伝的ばらつき、年次環境が関わり、複数世代の記録が必要です。
最初に、品種と権利を確認する
登録品種の自家増殖は育成者権者の許諾が必要となる場合があります。
一般品種か登録品種か、利用条件を購入時の表示と公的情報で確認します。
種を採れる生物学的性質と、増殖して利用できる法的条件は別です。
両方を満たす品種から始めます。
採る株の理由を残す
早さ、大きさ、病徴の少なさ、形など、何を基準に選んだか書きます。
食べる商品を優先した結果、採種株が足りないことも隠しません。
一株だけへ偏れば多様性を狭める可能性があります。
作物の受粉特性と必要集団を確認します。
採種で終わらず、次作まで追う
採種日、乾燥、保存温湿度、発芽試験、播種数、出芽数、生育、収穫を一つのロットでつなぎます。
次作が育って初めて『種をつないだ』とし、採っただけの種を適応実績には数えません。
アリカの畑では、いま何をしているか
アリカは自家採種と連作を長期計画に置きますが、2026年時点の自家採種実績は0です。
まず対象品種の権利と採種方法を確認し、採種ロットから次作まで記録します。
アリカの畑は2026年に慣行栽培の圃場を引き継いだ移行1年目です。
完全不耕起は長期目標で、現在は専用の全面混播機を持たず、発芽を成立させる場所へ必要最小限の浅いロータリー耕を入れています。
夏草ミックスを地表へばらまいた試みは発芽せず、成功例に見せず失敗として記録しました。
自然栽培全体では、植物が根から根圏へ渡す炭素と、微生物・菌根菌との関係を畑の軸に置きます。
不耕起で根と土の構造を残し、夏草・冬草のカバークロップで生きた根を増やし、生物多様性と天敵が働ける場所を育てる計画です。
自家採種と連作も、現在の完成実績ではなく、同じ土地で世代を重ねてアリカのテロワールへつなぐ将来計画として区別します。
研究・制度から分かることと、分からないこと
農林水産省の種苗法FAQは登録品種の増殖と利用条件を確認する一次資料です。
土地適応の成果を示す資料ではなく、アリカは世代記録で確かめます。
外部資料は方向性や制度を確かめる材料です。
研究対象、土、気候、作物、期間が違えば結果も変わるため、資料の結果をアリカの畑で測定済みの成果には置き換えません。
確認済みの事実、畑での観察、アリカの思想、仮説、これからの計画を分けて読みます。
見落とさないための確認順序
確認する順序は、品種名と登録状況、受粉・交雑特性、選抜基準と株数、保存・発芽率、次作の生育と収穫です。
数字や目立つ症状を一つだけ見て原因を決めず、条件と時間の変化を並べます。
自家採種の物語は、ゼロを隠さないところから始まります。
一粒を採った日ではなく、その種が次の畑で育った日まで責任を持ってつなぎます。
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自家採種と連作で種をつなぐで、この問いを自然栽培全体の中へ戻せます。
アリカの自然栽培では、肥料、農薬・除草剤、草・土・微生物、観察、自家採種、不耕起の7つの入口を同じ高さで見渡せます。
冒頭写真はアリカが登録した畑・作物の記録素材です。
写真だけで因果を決めず、本文の条件と記録を合わせてご覧ください。

