結論からいうと、じゃがいもの芽は根元と周囲を含めて十分に取り除き、緑色になった部分は緑色が残らないよう厚めに皮をむきます。緑化が広い、芽が多い、強い苦味やえぐみがある、小さく未熟で判断しにくいものは、無理に食べません。加熱だけで安全になるとは考えないでください。
ソラニンとチャコニンとは
ソラニンとチャコニンは、じゃがいもに天然に含まれる毒素です。特に芽、芽の根元、光が当たって緑色になった皮の周辺に多く含まれます。多く摂ると、吐き気、下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどが起こることがあります。
調理前の確認手順
明るい場所で、芽、緑色、傷、異常な小ささを確認する
芽は表面だけ折らず、芽の根元と周囲をえぐるように取り除く
緑色の部分は、緑色が残らないよう周囲を含めて厚めにむく
苦味やえぐみを感じたら、それ以上食べない
加熱だけに頼れない理由
農林水産省は、加熱条件によってソラニンやチャコニンの減り方が異なり、ほとんど減らなかった例もあると案内しています。安全対策の中心は、保存中に光へ当てないことと、調理前に芽と緑色部分を十分に取り除くことです。
新じゃがで注意すること
新じゃがは水分が多く皮が薄いため、長期保存を前提にしません。アリカの2026年のキタアカリとメークインも、届いたら箱や袋の中を確認し、暗い場所へ移して早めに食べます。透明な袋のまま明るい台所へ置き続けないことが大切です。
食べた後に症状が出た場合
じゃがいもを食べた後に、吐き気、下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどが出た場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関へ相談してください。
参考資料
農林水産省「知識があればこわくない!天然毒素」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin.html
農林水産省「じゃがいもの加工調理によるソラニン・チャコニンへの影響」 https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/solanine/kanetsu/process.html