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まとめガイド

農薬・除草剤に頼らない畑づくり

虫や草をなくすのではなく、作物、天敵、微生物、水分、天候までを畑全体のつながりとして見ます。

読了目安:約4

農薬や除草剤を使わなければ、虫、病気、草が消えるわけではありません。では、アリカは何を見て畑を管理するのか。その考え方を具体的に説明します。

このガイドの結論

アリカは、畑の生物多様性と、食べる人が農薬へ触れる不要な機会を最初から減らすため、農薬と除草剤を使いません。

虫や草だけを切り離さず、作物、土壌微生物、菌根菌、昆虫、天敵、水分、天候までを一緒に見ます。

使わない理由は、恐怖ではなく畑のつながり

農薬は、狙った虫や病気だけに影響するとは限りません。種類、量、使い方、環境によって、標的ではない生きものや、生態系の働きへ影響する可能性があります。

除草剤で植物を一様に減らせば、根から土へ渡る炭素や、昆虫が隠れたり、えさを得たりする場所も減ります。

アリカは、害虫や雑草だけを取り除く考え方ではなく、複数の生きものが関わる畑全体を育てる道を選びます。

自然栽培全体の中での位置づけ

農薬・除草剤を使わない選択は、根から根圏へ渡る炭素、微生物・菌根菌、昆虫のつながりを残すための一部です。アリカの畑では、不耕起を基本にし、夏草・冬草のカバークロップで植物の生物多様性と天敵の居場所を育てる計画です。

将来は、自家採種と連作を重ね、土地と作物の関係をアリカのテロワールへつなげます。2026年の現在は、冬草ミックスから始める段階で、完成した生態系を実績としては書きません。

虫・病気・草を見る5つの順番

  1. 何が起きているか:虫食い、変色、しおれ、草の繁茂を確認します
  2. どこまで広がったか:一株、畝の一部、畑全体を分けます
  3. 作物へどう影響したか:新しい葉、生長点、根元、実を見ます
  4. 周囲に何があるか:天敵、草、湿り方、風通し、天候を一緒に見ます
  5. 何をするか:見守る、草を刈る・抜く・残す、傷んだ部分を分けるなどを判断します

虫の名前だけで、すぐ害虫と決めません。数、場所、食害の範囲、周囲の生きものまで見て、作物への影響から判断します。

草は、全部なくすことも放置することもしない

草が作物より高くなり光を遮る、根元の風通しへ影響する、作業や収穫を妨げる場合は管理が必要です。

一方で、作物への影響が小さい草は残し、刈った草を地表へ敷くこともあります。抜く、刈る、倒す、敷く、残すを、季節と作物の状態で選びます。

天敵が暮らせる畑を目指す

一種類の虫だけを追い払うのではなく、その虫を食べる生きものが暮らせる環境を畑全体で育てます。

複数の草、花の時期、地表の覆い、畑の周囲の植生は、昆虫やクモなどの居場所へ関わります。ただし、多様にすれば必ず害虫被害がなくなるとは約束しません。

残留農薬について正確に伝える

洗浄で減らせる表面の残留もあります。公的な監視では、安全基準を下回る検体が大多数というデータもあります。

一方で、洗えば必ずゼロになるとは言えません。作物の内部へ移行した成分は、表面の洗浄だけでは除けない場合があります。

アリカは、健康への影響を一律に断定して恐怖を煽りません。使わなくてよいものを最初から使わない、という選択をします。

2026年の実際の畑

1年目のじゃがいも畑では、ニジュウヤホシテントウに葉をかなり食べられ、収量は少なめでした。

食害だけを唯一の原因にはできません。発生時期、草、天候、土、生育、収量を記録し、冬草ミックス、天敵の居場所、草管理の改善へつなげます。

被害が出ても農薬を使わなければ必ず収穫できる、という話ではありません。収穫できない場合も含めて記録します。

実際の畑記録

科学的な根拠と反証

農薬が標的外生物へ与える影響は多くの研究で報告されています。ただし、影響は農薬の種類や条件で異なります。

また、残留が検出されれば必ず危険という意味でもありません。支持情報と、公的な監視データの両方を示します。

植物の根から出る物質が根圏の微生物群集と植物―土壌の関係へ関わることも研究されています。これは、畑を作物だけでなく根・土・微生物のつながりとして見る根拠の一つです。ただし、この研究だけで個別の農薬がアリカの畑へ与える影響を断定することはできません。参考:根から出る物質と植物―土壌の関係

次に読む

次は、草・土・微生物と育てるです。被害や作業をどう判断するかは、観察して手を入れる畑の管理で詳しく説明します。

FIELD NOTES

この畑の記録

最初の記事を準備中です。畑の記録ができ次第、この場所に追加します。

FROM THE FIELD

畑の今を、食卓へ。

その時に収穫できた野菜だけをご案内しています。