大根へ味を入れようと長く煮続けると、外側だけが濃くなり、煮汁まで減ってしまいます。
下ゆでで火通りをつくり、だしへ移して一度冷ますと、加熱時間と味の濃さを分けて調整できます。
皮を厚めにむき、3cm厚を一鍋でそろえる
大根の外側には筋が残りやすいため、口当たりを優先するおでんでは皮を少し厚めにむきます。
片面へ深さ5mmほどの十字を入れ、中心へ熱が届く道をつくります。
畑の大根から厚さを考える
アリカが撮影した実際の畑・作物写真であり、おでん大根の下ごしらえの完成写真や実作結果を示すものではありません。
材料(2人分)
大根:600g
米のとぎ汁または水:大根がかぶる量
昆布だし:800ml
しょうゆ:大さじ2
みりん:大さじ2
塩:小さじ1/2から調整
好みのおでん種:適量
作り方
大根を3cm厚の輪切りにし、皮を厚めにむいて面取りする。
片面へ十字の隠し包丁を入れる。
鍋へ大根と米のとぎ汁を入れ、弱い沸騰で20〜30分下ゆでする。
竹串が中心へ通ったら湯を捨て、大根をぬるい水で洗う。
別鍋のだしと調味料へ大根を入れ、弱火で20分煮る。
火を止めて完全に冷まし、食べる前におでん種と一緒に温め直す。
仕上がりを見極める
竹串が中心へまっすぐ通り、持ち上げても輪切りが割れない状態が目安です。
味は熱い直後より冷ました後に確認し、温め直す前に濃さを調整します。
この順番にする理由
下ゆでと味付けを分けると、大根の硬さを先に決めてから煮汁の塩分を整えられます。
冷める間も大根と煮汁の温度が下がりながら味がなじむため、煮詰めすぎを避けられます。
硬いまま色だけ濃いとき
濃い煮汁へ水または無塩だしを足し、弱火で中心がやわらかくなるまで戻します。
次回は下ゆでの竹串確認を先にし、調味料を入れる時刻を遅らせます。
味を変えるなら、軸を一つだけ動かす
昆布だしへかつおだしを合わせる
練り物は油抜きし、煮汁の濁りと油を抑える
翌日は煮大根を揚げだしへ変え、煮汁を使い切る
保存と安全
土付き大根は流水で土を十分に落とし、ぬめり、異臭、広がる変色がある部分は使いません。
肉や魚を使う料理では、大根のやわらかさだけでなく具材の中心まで火が通ったことを確認します。
練り物、卵、肉類を加えたおでんは室温へ長く置かず、食べない分を早めに冷蔵します。
鍋ごとゆっくり冷ます場合も、長時間ぬるい温度へ置かないよう小分けを検討します。
このレシピの位置づけ
「おでん大根の下ごしらえ」は、公的資料と一般的な調理原理を参照し、家庭で再現条件を判断できるよう組み立てた手順です。
記事制作時点ではアリカによる実作・官能評価を行っていません。
分量と時間を唯一の正解にせず、材料の大きさ、器具、香り、中心の火通りを見て調整してください。






